「結婚相手に求める事は?」とハイスぺに聞かれて答えられなかった件。【婚活失敗談】
これは婚活を始めてしばらく経ってからのお話。
お見合いにも少しづつ慣れてきて、どんなタイプの人にも何となくウマく対応できるようになった私はいわゆる【無双状態】だった。
お見合いした相手からは遠方だろうが(当時私は地方住まいだった)100パーセントの確立で仮交際を申し込まれたし、真剣交際も何度か打診された。少し調子にのっていたのである。
そんなある日、お見合いが1件決まった。
相手の方の出身大学、勤め先、年収などを見ると、いわゆるハイスペック。プロフィール写真もとても爽やかである。(とはいってもIB〇の会員の方の写真て絶対に実物より2~3割増しだと思うけど。)
普段、職場と自宅の行き来くらいしかしていない干物な私が婚活界隈以外では絶対に出会う確率が低い人種なので、気合も一段と入った。
が
調子にのっていた頭お花畑な私は、特に何のシュミレーションもせずにお見合い当日まで外見のみを磨き続けて勝負に挑んだのであった。
お見合い当日、待ち合わせ時間10分前には集合場所に到着した私。お手洗いで髪型やメイクの最終チェックをして万全の状態で待っていると、相手の方もすぐに現れた。
お互い笑顔で挨拶を交わし、事前に予約して頂いたカフェでお見合いスタート!正直とても素敵な方だった。とても話しやすく、飲み物だけでなくスウィーツも勧めて頂いて、楽しみながら会話も出来たと思う。
彼のお仕事や出張のこと(前日までアメリカ出張で、空港から直行してお見合いに来てく
れた。)、学生時代の事やご実家のことなど色々話してくれた。
しかし、私は失態をおかしたのだ。
ハイスぺ(以下ハ) 「おももさんは結婚相手にどんな事を求めますか?」
おもも(以下お) 「('ω')」
お「う~ん。。(え、これって何て言うのが正解なわけ。本音言えばいいの?本音なら収入に余裕があって、学歴は私と同等又は上、転職歴もあまりなく、仕事が嫌いじゃなくて、コツコツ型の向上心がある、動物が好きで、食事のマナーヤバくなくて、優しくて家族を大切にする人。あとは結婚後のこちらの進路についてとやかく言ってこないで委ねてくれる人。これって全部言ったら終わるよな。どうしよ。すんごい笑顔で見てくるんですけど。焦)」←ほぼ心の声
お「私そんなに相手に何かを求めるとかないんですよ~。一緒にいて安心できる人とかかなぁ。」
うそつけ。思いっきりあるでしょ。何綺麗ごと言ってんのよ。ここはお見合いだぞと。
ハ「いやいや、何かあるでしょ~。年収とか住む場所とか。他にも色々。」ニコニコ(*'ω'*)
その通りだよ、ハイスぺ。いっぱいあるよ。その為のお見合いだもんな。じゃなきゃ、わざわざ遠方のあなたとお見合いする理由はないもんな。
お「いや、私本当に強いこだわりは無いんです。しいて言うなら、食べたいと思ったものを食べたいときに食べられる生活が送れたらいいなとは思ってます。(お金で苦労したくないを遠回しに言おうとした。)もちろん思いやりがある人がいいってのは大前提(^_-)-☆」
このペラッペラな私のアンサーを聞いたハイスぺの表情(^^)すんごかった!
途中まで話をニコニコしながら聞いてくれていたのに、一気にがっかりした表情に(笑)
あ、終わったって思いましたね。それぐらいわかりやすく表情が変わった。
そりゃそうだよ。アメリカ出張で時差ボケもあるにも関わらず、貴重な体を休める時間を割いてまでお見合いした相手が外見だけ取り繕ってる薄っぺらい中身ペラペラ女なんですもの。
時間の無駄ですわ。
お見合いは普通の出会いとは違って、最初からお互いのスペックをある程度わかっていて申し込みをするわけで、結婚相手に求めることだって各々あるはずだ。お互いそれを確認しつつ、価値観や性格的な部分、バックグラウンドの相性なども見て本交際に進むわけですよね。
だから、彼が私にファーストミーティングの段階で質問したのは当たり前の事。(お互いの望んでいるものが合わなければ、時間がもったいないんでね。)
それに対して、焦って綺麗事を言ってしまった私の浅はかさが浮き彫りになったし、色々見透かされている様で何だか恥ずかしかった。
そもそも彼とお見合いをしている時点で相手の年収とか学歴バリバリ気にしてんじゃんっていう。そんなん相手はお見通しだわ。
そうです!私はあなたのようなハイスぺに魅力を感じました。理由もちゃんとございます。
今思えば、自分が結婚相手に求めることを正直に話して、それに付帯する理由をちゃんと説明すれば納得させることは出来たと思う。
しかし、準備不足だったんでね。どんなこと聞かれるかな~とかすら考えてなかった。『婚活は就活と一緒!』とか言ってたくせに。
まぁ、彼にとっては中身ペラペラ女とこれ以上無駄な時間を過ごす前に、篩にかけて仮交際候補から外す有意義?な時間であったと思います。
この会話の後、どんな会話を彼としたか覚えていません。お互い愛想笑いをしていたのは確か。私自身、『あ~、やっちゃったな。もう無理だな~。帰ってから反省会だな(一人で)。』ってな感じで心ここに在らず。
そして私の読み通り、
仮交際ならず。
うん。知ってた。
もしかしたら、他にも理由あったかもだけど決定打は絶対にコレ。流れが完全に変わり
ましたもの。
だから私はもうこんな思いをしない為に、お見合い前に【もし、こんなことを聞かれたら!?シュミレーション】をするようになった。
モチロン印象を良くするような嘘を言う為でもなく、綺麗ごとをならべる為ではない。
お見合い相手と本気で向き合う為だ。
そしてこれはその後もハイスぺと何件かお見合いをした私の持論だが、
ハイスぺには誤魔化しは効かない。
(おもも調べ)
ハイスぺはお見合いをこなしている件数が桁違いだ。一筋縄ではいかない。
だからこそ、こちらが『自分の考え&意見』をちゃんと持って明確に伝えることが大切だと感じた。控え目な人を好きな人はいるけれど、自分の意見が無い人間は魅力なし。あくまでも私がそう感じただけだけど。
初めて会う人に頭の中で思っていることを丸ごと伝えるのもダメ。
あまりにも自分勝手なことや、無理難題を言うのもちょっとね。
でも、自分が相手に求めることを正直に話すことは悪い事ではないと思う。
相手を納得させるような理由があって、受け入れてもらえるなら問題ない。要は伝え方。だからこそ【もし、こんなことを聞かれたら!?シュミレーション】は大切なのである。